『正解るんです』(わかるんです)は、1991年4月3日から1993年3月22日まで中部日本放送(CBC)で放送されたバラエティ番組。
概要
今田耕司と東野幸治が東海3県各地の街を歩き、その場で出会った人々とインタビューをしたり、プレゼント商品を賭けてクイズやゲームで対戦などをした深夜のバラエティー番組である。番組タイトルは吉田戦車の漫画『伝染るんです。』に由来する。街歩きが主体なのは、今田の「『夜はクネクネ(毎日放送)』みたいな番組がしたい」という要望から。ちなみに、『夜はクネクネ』及び当番組は共にかわら長介が構成を担当した。
プレゼント商品はテレビ・ウォークマン・CDラジカセ・コードレス電話・時計などで、商品スポンサーが「ソニースペシャルディーラーアオキ」という名古屋市中村区にあったソニー系の電器店だったことからソニー製品が中心だった。家電製品のほか、現金やホテルレオパレス名古屋のペア宿泊券などがあった。
この番組は、WコウジがCBCテレビで初めてレギュラーに持った番組である。2人は、この番組から『本能Z』(2020年3月終了)まで、(3年半のブランクをはさんで)延べ29年間にわたって同局制作のバラエティ番組にレギュラーで出演。スペシャル番組にも多々登場している。
放送時間
いずれもJST。
- 水曜 24:35 - 25:30 (1991年4月 - 1992年3月)
- 月曜 23:58 - 24:53 (1992年4月 - 1993年3月)
出演者
- 今田耕司
- 東野幸治
- ココ(第1回 - 第50回)
- ボビー宇野(BS1、第5回 - 第96回) - 名古屋吉本2期生。
- チャッピー(第51回 - 第96回) - 名古屋吉本2期生。
スタッフ
- 構成 - かわら長介
- ディレクター - 高木昭浩(名古屋ウエルカム)
- アシスタントプロデューサー - 服部恒明(CBC)、新田敦生(吉本興業)
- プロデューサー - 羽雁彰(CBC)、竹内宏文(吉本興業)
- 協力 - 名古屋ウエルカム
- 制作著作 - 中部日本放送
対戦ゲーム
レギュラー陣と各回で出会った人が1対1で対決していたが、時には団体戦を実施することもあった。
- ヘッドバット対決
- ヘッドロック対決
- ボールを探せ - 公園など一定の区域内に隠されたボールを見付けるゲーム。
- ブラ360°回転ゲーム - ブラジャーを1回転させる早さを競うゲーム。
- ゴボゴボゲーム - 仰向けに寝た状態で口を開け、そこに炭酸飲料を注いでどれだけ長く耐えられるかを競うゲーム。今田と東野はこのゲームをいたく気に入り、他の番組でも使っていた。
- ビンタ合戦
- お色気コトバ合戦 - 放送コードに触れない程度の卑猥な言葉を言い合うゲーム。
- ホットドリンク一気飲み
これらの他にも、場所や状況に合わせてその場で考案した1回限りのゲームが多数あった。
ロケ地
ロケは基本的にCBCテレビの放送対象エリア内の街で行われていたが、第71回・第72回・第95回のロケは放送対象エリア外で行われた。
テーマ曲
オープニングテーマ
- ハミングロード(佐藤聖子、第51回 - 第96回)
エンディングテーマ
- 星のいない週末(佐藤聖子、第51回 - 不明)
- 青少年へ 社長より(今田耕司・東野幸治、不明 - 第96回)
エピソード
- 1991年秋に「秋の祭典」と題したイベントを開催。このイベントには3,000人を超えるファンが集まり、その模様は番組内で2回(第32回、第33回)にわたって放送された。最大の催しとして、イベント参加者全員によるゲーム大会(『アメリカ横断ウルトラクイズ』のように場所を移動しつつ徐々に人を減らしていく形式)が行われ、最後まで勝ち残った1人には中古ながらBMWが贈られた。
- 東野は第11回目の高山の回でパラグライダー対決をした際に、空を飛びながら「ファンレターお待ちしてます」と叫んだ。それに応えて送った写真同封のファンレターをきっかけに知り合い、結婚したのが東野の妻である。




