オーディスハイム(ドイツ語: Odisheim、低地ドイツ語: Godshem)は、ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州クックスハーフェン郡ザムトゲマインデ・ラント・ハーデルンに属す町村(以下、本項では便宜上「町」と記述する)である。

地理

位置

オーディスハイムはニーダーエルベ地方(エルベ川下流域)に位置している。エルベ川河口および北海に近いことから最高地点の海抜は 2 m だが多くの部分が海抜以下のこの町は、高潮で堤防が損傷した場合には広範囲が水没する危険性がある。起こりうるシナリオがグラマイヤー・シュタックの論文に記載されている。

自治体の構成(地区)

この町は、以下の各地区からなる。

  • アム・ゼー
  • キルヒドルフ
  • ノルダータイル
  • ジューダータイル

歴史

この町の地名は、おそらくキリスト教化以前、すなわちカロリング朝以前に遡り、オーディンの家を意味している。最初の文献記録は1325年になってからである。1388年から1484年までオーディスハイム教区は、シュタイナウ教区、オスターイーリエンヴォールト教区、ヴェスター=イーリエンヴォールト教区、ヴァナ教区(あわせて「フュンフ・キルヒシュピーレ(直訳: 5教区)」と呼ばれる)とともにベーダーケーザ代官区に属していた。16世紀の文献には、Odeßhem という表記の他に、キリスト教化以前の形である Gadeshem(=「神の家」)という表記も見られる。

住民

人口推移

いずれも12月31日時点の数値である

行政

議会

オーディスハイムの町議会は、7人の議員で構成されている。これは人口 500人以下のザムトゲマインデ参加町村の議員定数である。議員は5年ごとに住民の選挙で選出される。

首長

町議会は、議員のシュテファン・スコウロン(CDU)を任期中の名誉職の市長に選出した。

紋章

図柄: 上下に2回分割(三分割)。上部は青地に2枚の銀のオモダカの葉。中部は青と白の市松模様。下部は銀地に1枚の青いオモダカの葉。

解説: オモダカの葉は、この地に多く繁茂する植物であると同時に、低い内陸の土地であるジートラントの水との戦いを表している。市松模様の帯は14世紀にオーディスハイムにツェーント(十分の一税の徴税管区)を領していた貴族家クーレ家の紋章である。

文化と見所

建築

  • 聖ヨプスト教会
  • 牧師館
  • ハードラー昔話の径: ハードラー昔話の径の32のステーションには、ラント・ハーデルンの昔話が紹介されている。

博物館

郷土資料室: ここには、日常生活や農業に用いられた歴史的な物品が展示されている。

経済と社会資本

交通

この町は、ハーデルナー運河の近く、州道 L144号線沿いに位置している。

出典


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デニス・オッペンハイム:フォト・ドキュメンテーションⅡ Ota Fine Arts

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