2004年の日本グランプリは、ロードレース世界選手権の2004年シーズン第12戦として、9月17日から19日まで栃木県のツインリンクもてぎで開催された。前年までの4年間「パシフィックグランプリ 」として開催されてきたツインリンクもてぎでのGPだったが、この年から鈴鹿での開催が無くなったため、もてぎとしては1999年以来となる「日本グランプリ」の名前での開催となった。

概要

125ccクラス決勝では序盤からポイントリーダーのアンドレア・ドヴィツィオーゾがレースをリードしていたが、8周目に後方集団でクラッシュが発生し、マシンがコース上に残ったため赤旗が掲示されてレース中断。その後、8周目終了時点の順位をグリッドに13周の再レースで決着を付けることとなった。再レースでもドヴィツィオーゾが速さを見せ、ファイナルラップまでトップを争っていたロベルト・ロカテリの転倒を尻目にシーズン4勝目を挙げた。2位に入ったファブリツィオ・ライと3位のシモーネ・コルシは、共に初の表彰台獲得となった。この結果ポイントランキングでは、今回マシントラブルでリタイヤに終わったエクトル・バルベラに対し45ポイント、転倒後再スタートしたが14位に終わったロカテリに対し52ポイントの大差を築いたドヴィツィオーゾが、チャンピオン獲得に大きく近付くこととなった。

250ccクラスでも、ポイントリーダーのダニ・ペドロサがトニ・エリアスとのバトルを制してシーズン5勝目を挙げた。3位にはフル参戦開始後初の表彰台となる地元青山博一が入った。ポイントランキングでは、ペドロサが2位ランディ・ド・プニエに対し47ポイント、3位セバスチャン・ポルトに対し48ポイントと差を広げた。

MotoGPクラスでは、2戦連続のポールポジションからスタートした玉田誠が独走でホームグランプリを制し、シーズン2勝目を挙げた。2位はポイントリーダーのバレンティーノ・ロッシ、そして3位には中野真矢が入り、自身にとって、またカワサキとしてもMotoGPクラス初となる表彰台に立った。ポイントランキングでは、今回6位に終わったセテ・ジベルナウに対しロッシが39ポイントのリードを築いた。

MotoGPクラス決勝結果

250ccクラス決勝結果

125ccクラス決勝結果

  • グリッドは赤旗中断前の第1レースのもの。

脚注

参考文献

  • “MotoGP official website”. 2011年2月16日閲覧。



日本GPの興奮。 ロードレース世界選手権(MotoGP) Honda

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