1971年の音楽(1971ねんのおんがく)では、1971年(昭和46年)の音楽分野の動向についてまとめる。
1970年の音楽-1971年の音楽-1972年の音楽
出来事
- ザ・タイガース解散。沢田研二、萩原健一らがPYG結成。沢田研二は併行してソロ活動も展開した。
- 荒木一郎が「僕は君といっしょにロックランドに居るのだ」を発表。アレン・ギンズバーグの詩にJAシーザーが曲を付けた作品だった。
- 箱根アフロディーテが開催された。ピンク・フロイドのライブばかりが語られるが、実際にはロック、フォーク、ジャズの音楽家も多数参加した、音楽フェスティバルだった。
- 第3回全日本フォークジャンボリーが開催された。
- シカゴ、ピンク・フロイド、レッド・ツェッペリン、グランド・ファンク・レイルロードらによる初の日本公演が相次いだ。
- B.B.キングのコンサートに、沢田研二、萩原健一らのPYGが飛び入り出演。
- 1971年のビルボード年間ポップチャート・ベスト5。
- スリー・ドッグ・ナイト 「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」
- ロッド・スチュワート 「マギー・メイ」
- キャロル・キング 「イッツ・トゥー・レイト / 空が落ちてくる」
- オズモンズ 「ワン・バッド・アップル」
- ビージーズ 「傷心の日々(How Can You Mend a Broken Heart)」
- 南沙織、小柳ルミ子、天地真理がこの年にデビューした。
- 3月 - 芸能事務所・渡辺プロダクションと中波ラジオ放送局の文化放送などの出資によるレコード会社「アポロン音楽工業」(後にアポロン→バンダイ・ミュージックエンタテインメントに社名変更)が設立された。
- 10月3日 - 日本テレビ系で、視聴者参加の歌手オーディション番組『スター誕生!』放送開始。
- 11月 - 『日本歌謡大賞』全国ネットの中継放送開始。
- 第2回日本歌謡大賞 また逢う日まで/尾崎紀世彦
- 優秀放送音楽新人賞 小柳ルミ子/わたしの城下町、南沙織/17才
- 第2回日本歌謡大賞 また逢う日まで/尾崎紀世彦
- 12月31日
- 第13回日本レコード大賞 また逢う日まで/尾崎紀世彦
- 最優秀歌唱賞 森進一/おふくろさん、最優秀新人賞 小柳ルミ子/わたしの城下町
- 第22回NHK紅白歌合戦
- 第13回日本レコード大賞 また逢う日まで/尾崎紀世彦
1971年のシングル、アルバム
洋楽
シングル
アルバム
年間ランキング (邦楽・洋楽)
シングル
- 年間TOP50
- オリコン
※1970年12月7日付 - 1971年11月29日付
- 1位 小柳ルミ子:「わたしの城下町」
- 2位 加藤登紀子:「知床旅情」
- 3位 尾崎紀世彦:「また逢う日まで」
- 4位 鶴田浩二:「傷だらけの人生」
- 5位 ヘドバとダビデ:「ナオミの夢」
- 6位 五木ひろし:「よこはま・たそがれ」
- 7位 はしだのりひことクライマックス:「花嫁」
- 8位 湯原昌幸:「雨のバラード」
- 9位 森進一:「望郷」
- 10位 堺正章:「さらば恋人」
- 11位 南沙織:「17才」
- 12位 ビージーズ:「小さな恋のメロディ」
- 13位 あおい輝彦:「二人の世界」
- 14位 尾崎紀世彦:「さよならをもう一度」
- 15位 渚ゆう子:「京都慕情」
- 16位 マッシュマッカーン:「霧の中の二人」
- 17位 仲雅美:「ポーリュシカ・ポーレ」
- 18位 欧陽菲菲:「雨の御堂筋」
- 19位 いしだあゆみ:「砂漠のような東京で」
- 20位 ソルティー・シュガー:「走れコウタロー」
- 21位 水前寺清子:「大勝負」
- 22位 ジェリー・ウォレス:「男の世界」
- 23位 朝丘雪路:「雨がやんだら」
- 24位 アンディ・ウィリアムス:「ある愛の詩」
- 25位 小林旭:「ついて来るかい」
- 26位 井上順之:「昨日・今日・明日」
- 27位 渚ゆう子:「京都の恋」
- 28位 西田佐知子:「女の意地」
- 29位 にしきのあきら:「空に太陽がある限り」
- 30位 エルヴィス・プレスリー:「この胸のときめきを」
- 31位 アダモ:「雪が降る (日本語)」
- 32位 大木英夫と二宮善子:「あなたまかせの夜だから」
- 33位 美川憲一:「おんなの朝」
- 34位 ショッキング・ブルー:「悲しき鉄道員」
- 35位 フランシス・レイ・オーケストラ:「ある愛の詩」
- 36位 ザ・ドリフターズ:「誰かさんと誰かさん」
- 37位 平山三紀:「真夏の出来事」
- 38位 ジョージ・ハリスン:「マイ・スウィート・ロード」
- 39位 渚ゆう子:「さいはて慕情」
- 40位 五木ひろし:「長崎から船に乗って」
- 41位 南有二とフルセイルズ:「おんな占い」
- 42位 小柳ルミ子:「お祭りの夜」
- 43位 ポール・マッカートニー:「アナザー・デイ」
- 44位 渚ゆう子:「雨の日のブルース」
- 45位 ジョーン・シェパード:「サマー・クリエーション」
- 46位 加藤和彦と北山修:「あの素晴しい愛をもう一度」
- 47位 鶴田浩二:「男」
- 48位 由紀さおり:「生きがい」
- 49位 加藤登紀子:「琵琶湖周航の歌」
- 50位 森進一:「おふくろさん」
アルバム(邦楽・洋楽)
- 年間TOP10
※1970年12月7日付 - 1971年11月29日付(データはLPチャートでの集計)
- 1位 エルヴィス・プレスリー:『この胸のときめきを』
- 2位 サイモン&ガーファンクル:『明日に架ける橋』
- 3位 サイモン&ガーファンクル:『グレイテスト・ヒッツII』
- 4位 クール・ファイブ/藤圭子:『演歌の共演/清と圭子』
- 5位 ザ・ベンチャーズ:『ベスト20』
- 6位 森進一:『旅路』
- 7位 森進一:『影を慕いて』
- 8位 尾崎紀世彦:『尾崎紀世彦セカンド・アルバム』
- 9位 サウンドトラック:『ある愛の詩』
- 10位 尾崎紀世彦:『尾崎紀世彦ファースト・アルバム』
音楽フェス、ライブ
日本武道館公演
- 1月24日 - ザ・タイガース
- 6月16日 - シカゴ
- 9月23日・24日 - レッド・ツェッペリン
主な音楽賞
デビュー
結成
解散
- アイアン・バタフライ
- アモン・デュール
- オックス(5月31日)
- クラウズ(10月)
- コロシアム(1994年再結成)
- ザ・ジャガーズ(7月)1981年再結成
- ザ・タイガース(1月)
- ザ・バロン
- ザ・ランチャーズ
- ザ・ワイルドワンズ(9月)
- ズー・ニー・ヴー
- ソルティー・シュガー
- 寺内タケシとバニーズ
- デレク・アンド・ザ・ドミノス
- ニルヴァーナ
- ヴィレッジ・シンガーズ(6月)
- ピンキー・チックス
- フォザリンゲイ
- ブッカー・T&ザ・MG's
- フリー
- マイティ・ベイビー
- マンハッタン・トランスファー(1973年再結成)
- ミッキーカーチス&サムライ
- モンキーズ
- レ・サーフス
- ロック・キャンディーズ(7月)
誕生
死去
- 4月6日 - イーゴリ・ストラヴィンスキー(、作曲家、*1882年)
- 5月30日 - マルセル・デュプレ(、オルガニスト・作曲家、*1886年)
- 7月3日 - ジム・モリソン(、ドアーズ、*1943年)
- 7月6日 - ルイ・アームストロング(、ジャズ歌手・トランペット奏者、*1901年)
- 8月4日 - 陸奥明(青森県、作曲家、*1895年)
- 8月13日 - キング・カーティス(、サックス奏者、*1934年)
- 10月12日 - ジーン・ヴィンセント(、ロカビリー歌手、*1935年)
- 10月29日 - デュアン・オールマン(、オールマン・ブラザーズ・バンド、*1946年)
脚注
注釈
出典
関連項目
- 1970年代の音楽



