日下部 裕之進(くさかべ ゆうのしん、天保7年(1836年) - 万延元年閏3月3日(1860年4月22日))は、幕末の薩摩藩士。日下部伊三治の長男、母は山形氏。諱は信政

生涯

天保7年(1836年)、水戸藩士・日下部伊三治の長男として常陸国多賀郡で誕生。父・伊三治が幹事を務める太田学館で学ぶ。

安政2年(1855年)、父とともに薩摩藩に帰藩。安政5年(1858年)、家老鎌田出雲の命で上洛し、水戸藩への降勅に関与して、実際に降勅されると父とともにその写しを持って江戸へ下り、小石川の水戸藩邸へ届けた(戊午の密勅)。しかし、江戸幕府による安政の大獄が起こると伝馬町の獄に捕えられ、翌安政6年(1859年)に遠島刑となるが、配所前の万延元年(1860年)に獄死した。享年25。

明治35年(1902年)、正五位を追贈された。

脚注

関連項目

  • 安政の大獄
  • 戊午の密勅

外部リンク

  • 『日下部裕之進』 - コトバンク



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日進月歩|日進市商工会青年部

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