フェリックス・クリーザー(独: Felix Klieser、1991年1月3日 - )は、ドイツ出身のホルン奏者。
人物
1991年、ドイツのゲッティンゲンに生まれる。生まれつき両腕を持っていなかった。
5歳の時にホルンを習い始める。左足の親指から中指の3本でバルブを操作して演奏する。当初は楽器を床に置いて演奏していたが、6歳の頃からはスタンドに楽器を取り付けて演奏するようになった。通常、バルブホルン奏者は右手をベルの中に入れて音色を操作するが、手が使えないクリーザーは数年をかけて独自の奏法を生み出したのだという。
13歳の頃からハノーファー音楽大学でマルクス・マスクニッティらに師事。2014年にはエコー賞のクラシック部門で受賞。2016年にはシュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭でレナード・バーンスタイン賞を受賞。
ディスコグラフィー
アルバム
- 『Reveries』(2013年、ベルリン・クラシックス)
- 『Horn Concertos』(2015年、ベルリン・クラシックス)
- 『Horn Torios』(2017年、ベルリン・クラシックス)
- 『Mozart: Horn Concertos 1-4』(2019年、ベルリン・クラシックス)
- 『Beyond Words』(2021年、ベルリン・クラシックス)
著書
- 『僕はホルンを足で吹く~両腕のないホルン奏者 フェリックス・クリーザー自伝~』(2017年、セリーヌ・ラウアー、植松なつみ訳、ISBN 978-4-636-94530-0)
脚注
外部リンク
- 公式サイト
- Felix Klieser (FelixKlieser) - Facebook
- Felix Klieser (@felix.klieser) - Instagram




